【2022年4月版】府中市の保育所事情 データ編

府中

こんにちは、ぽてふみです。

今年も4月入所の保育園申込の抽選結果が出てきました。東京都府中市は以前から待機児童が問題となっており、その解消に向けて保育所の新設等を進めてきました。徐々に改善してきているものの、まだ待機児童ゼロとはいかない状況です。

そんな中、先日府中市WEBサイトで2022年4月入所の認可保育所の利用者可能者分布が発表されました。

今年も申し込み状況及び利用可能者分布データをもとに考察をしてみました。どうぞご覧ください。

*府中市では申込者を指数(点数)化して、指数の高い申込者から順に入所を割当していきます。データをみることで、どのくらいの指数であれば保育園に当選できるか、という期待値を図ることができます。

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令和4年4月入所 認可保育所申込み状況

まずは、府中市で公表されている「申し込み状況」のデータを見てみます。

状況は改善傾向も、来年以降は不透明

まず注目したいのが、0歳児の申込者に対する受入予定数の倍率です。

1~5歳児枠は、前年度の0歳児枠落選者や転園などの様々な要因で受入予定数、申込者数ともに変動があります。対して0歳児枠の申込数は純粋な新規申込者数であり、受入予定数も基本的には府中市の保育所全体が持つ0歳児のキャパシティと考えられます。

参考に挙げた令和2年4月入所申込時からの倍率推移を見ると、1.25⇒1.12⇒1.06と減少しています。府中市は毎年保育所の新設を行ってきており、その効果が出ていると考えられます。

このまま推移すれば0歳児枠の倍率も1を割り、数字上は場所を選ばなければ入所可能な状態になります。しかし、府中市は保育所の新設は令和3年度で終了とアナウンス済みで、来年以降は受入数の増加が期待できません。

また、令和5年度には市立四谷保育所を廃止し市立住吉保育所へ統合、令和7年度には市立八幡保育所を廃止して市立小柳保育所へ統合する計画となっており、この2つの統合により0歳児枠は6減る予定です(他年齢枠も減少予定)。

府中市も将来的な保育所の入所希望者数を推計した上で新設計画を立てているので、今後の推移結果を見守りたいです。

各情報は「府中市子ども・子育て支援計画(第2次含む)」を参照してください。

府中市子ども・子育て支援計画 東京都府中市ホームページ

今回2歳児枠を申し込んだ人達の倍率は1.37です。ここが府中市のヤマで、今後は倍率が下がっていくのを期待したいです。もちろん、府中市が予想した以上に転入者や出産数が増えて、また倍率が上がる可能性は捨てきれません(市としては嬉しいやら困ったやら…でしょうが)。

また、各家庭の平均申込数もこれまで(R3年度R2年度)と比べても減少しています。これは申し込み時における「どこにも入れなかったらどうしよう」という、パパママの心理面が改善傾向にあると考えられます。

これまでは送り迎えに不便な場所(駅や家から遠いなど)でも、入れないよりはマシとたくさんの保育園を申し込みをしていた状況から、ある程度場所を選んで申し込みできるようになってきた、そんな風に受け取れます。

5歳児枠がなぜか激戦?パパママの対策は

その他、気になるのが5歳児枠の倍率です。

受入数2に対して申込者数15人で、7.5倍の超激戦になってしまいました。はっきりとした理由は分かりませんが、コロナ禍の影響等で急遽5歳児を預ける必要が出てきた家庭などがいたのでしょうか?

これはイレギュラーともいえる状況で、通常の受け入れ枠で対応するのは正直難しいでしょう。とはいえ、希望者が入れないという事実はあるわけで、今回の状況がどんな原因で起こり、どんな対策がとれるかはケーススタディとして市側でも蓄積してほしいところです。

ママパパ側で3~5歳児を入園させたい際、直ぐに検討できるのは認証保育所の利用でしょう。

一般的には認証保育所よりも自治体の認可保育所が好まれるようで、認可保育所に空きがでると認証保育所から移るケースを見聞きします。(その理由の一つとして、おおよそのケースで、認可保育所の方が認証保育所よりも月の保育料が安いことが挙げられます)。

特に認可保育所の受入数に余裕が出てくる3歳児以降になると認証⇒認可へ転園する家庭が一定数いるため、結果的に認証保育所の空きが生まれやすくなります。

認証保育所側も、経営面からこの部分を課題として認識しているようです。私の息子も認証保育所を利用しましたが、申し込み時には「認可が空くと移る親御さんもいる」「転園せずに最後(5歳児)まで利用してくれる家庭を優先して受け入れたい」といった趣旨の説明を受けました。

ちなみに2019年10月から国の保育無償化施策で、認証保育所の3~5歳児月額保育料についても、認可保育所との差額分を補助するなどして実質無料化されています(この無料化によって認証から認可への転園が減ったかどうかまでは分かりません)。

ともかく、急遽3~5歳児を保育園に預けたい親御さんは、認証保育所に受け入れ枠に空きがあるか確認してみると良いでしょう。アクセス面・サービス面が許容できるのであれば、有力な選択肢となります(というか多分サービス面は認証の方が手厚いです)。

令和4年4月入所可能者指数(何点で入れるのか?)分析

続いて、府中市が2月に公表した「利用可能者分布指数」を見ていきまます。こちらでは府中市の認可保育所の利用可能者(入園できる人)の指数分布が出ています。簡単に言うと「何点なら保育所に入れるのか」を推しはかれるというわけです(市の情報は下記リンク)。

保育所等利用可能者指数分布(令和4年4月1次募集) 東京都府中市ホームページ

府中市の指数計算方法(令和4年4月入所申し込み)

令和4年の府中市指数計算方法も、これまでと変わらず例年通りでした。

■府中市の指数項目
① 母親の指数(基本+調整)
② 父親の指数(基本+調整)
③ 世帯調整

上記①~③の合計が総合点となります。総合点を最優先として、以下の様な優先順位で判定されます。

府中市の指数計算シミュレーション(令和4年4月入所申し込み)

例として、よくあると想定される以下のケースでシミュレーションしてみます。
*昨年と同様のシミュレーションです。既にご覧の方は飛ばしてください

  • 夫婦共働き(ともにフルタイム)
  • 項目調整なし(保護家庭、両親不存在、等)

親の基本指数はフルタイム(週40時間以上)で100点満点となり、合計点は両親フルタイム=200点になります。

その他の調整項目がない限り優先順位①~⑥では差が出ないため、⑦の年金額で優先順位が決まります。

ざっくり言うと、所得が少ない世帯の方が優先されるというわけです。

令和4年4月入所可能者指数の分析結果

こちらも例年通りですが、フルタイムの夫婦共働き世帯(≒200点)を意識してか、府中市が公表している利用可能者指数も「200以下」「201以上」で分けられています。

昨年までのデータとあわせた、今年の結果は以下の通りです。

特徴的なのは赤字部分、0歳児の指数200以下での利用者割合です。初めて60%を超えました。

先ほど述べたように、0歳児枠は純粋な利用希望者数と純粋な市の受け入れ可能数です。指数200以下での利用者の割合が増えた≒働き方がフルタイム、もしくはフルタイム以下でも保育園に入りやすくなったと考えられます。

0歳児枠に関して言えば、両親がフルタイムなら当選できる期待値がかなり高いとみてよいでしょう。

指数201以上の割合も37.2%ですが、これは単純に10人に3~4人は201以上でないと入れないわけではなく、申し込み多数の人気の保育園に指数が高い人が割り振られていると考えられます。

府中市はあくまで指数を最優先の調整項目としているため、申し込み多数の場合は指数が高い申込者から割り当てられます。別の言い方をすれば、人気の保育園に入るには両親フルタイムだけ=指数200では足りない可能性があると言えます。

来年以降、府中市の認可保育所の0歳児枠を申し込む方は、口コミなどで人気の園や入りたい園を調べると思いますが、人気の園≒倍率高い≒指数201以上必要といった予測が立つため、人気の園や入りたい園以外にも、広く候補を挙げて申込することが肝心です。

とはいえ、指数分布から見ると1~2歳児枠ではさらにこの傾向は強いと考えられるため、希望の園に入るなら1~2歳児よりはまだ0歳児枠の方が可能性が高いと思われます。

考察・まとめ

  • 待機児童、申込倍率は引き続き改善傾向
  • 認可保育所の新設は終了のため、来年の動きは読みづらい
  • 1~2歳児はまだ競争が続く
  • 落選リスクを減らすにはやはり0歳児がベスト

順調かどうかはわかりませんが、今回までは待機児童解消に向けた施策(保育所新設)の効果が出ていると言ってよいでしょう。

来年以降は認可保育所の新設がないことと、保育所の統廃合による受入数減があるため、個人的には少しネガティブな数字を予測しています。

引き続き経過を見ていきたいと思います。

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