我が家の保活状況(2019年7月)

府中

こんにちは、ぽてふみ♂です。

おめでたいことに、我が家でも9月に第一子が誕生予定となっております。

奥さんも動けるうちに、産後も含めた様々な準備をしていますが、やはり気になるのは府中の保育園事情です。

前回の記事でもお伝えしたように、東京都府中市は都内有数の待機児童数を誇ります。

来年4月には子どもを保育園に預ける予定なので、今から少しずつ情報収集を進めています。個人的な状況も含めですが、ご参考になればと思います。

スポンサーリンク

2019年4月入所申し込みのその後

前回の記事では、今年の4月入所申し込み結果を元に考察しました。

最新の待機児童数はまだ公表されていませんが、府中市議会の第1回定例会を参考にすると、2019年4月第1次入所希望申込者は1,569人、うち413人(26.3%)が不承諾。

データが手元に残ってないので記憶の限りですが、 2次募集時の0~1歳児の空きは確か0~1人でした。

4人に1人は認可保育所に落ちたという事実があります、厳しいですね。

府中市では 2019年度中に認可3園、認証1園を新たに開設予定ですが(上記議事録参照) 、まだまだ待機児童ゼロ達成には時間がかかりそうです。

我が家の保活事情

というわけで、府中市民の私もめでたく保活に参戦することになりました。

ここからはごく個人的なケースですが、参考になればと思い、書き留めます。

※記載している情報は全て【府中市】【2019年4月入所申し込みの条件】を元に作成しています。他自治体や、府中市でも2020年度入所申し込み時には変わる可能性があります。

我が家の前提条件

奥さんがフルタイム勤務、私は現在専業主夫ですが、後に復帰予定です。

延長保育を含め、おおよそ8時~19時の利用、2020年4月入所希望となります。

そして、府中市の認可保育所もしくは東京都認証の保育所の利用希望です。

子どもの申込要件

■認可保育所(4月入所)の申込要件
申込時点(11月)で、2月3日までに出産予定(2019年4月の場合)

認証保育所の申込要件
入所時点で、おおよ生後8週経過(保育所による)

我が家は9月誕生予定なので、2020年4月だと7か月くらいなので、申込要件はクリアです。

ちなみに上記予定日までに生まれなかった場合は4月入所対象外です。 年度途中の空きに申し込む場合を除き、また翌年、です。

翌年となると、1歳児枠での申し込みとなるので、更に激戦です。 2月以降が出産予定日の方は図らずも厳しい戦いになる現状です。

保育所見学

上記前提・要件のもと、候補となりうる府中市内の認可保育所と認証保育所を、妻を中心に3箇所ほど見学してきました。

確認点&得た情報をいくつか。

①0~1歳児の状況
認可と認証の違いの一つである基準面積の差、数値は以下の通りです。

0~1歳児一人当たりの基準面積
・認可保育所 3.3㎡
・認証保育所 2.5㎡

この差が、現場にどの程度影響を与えているかが気になっていました。

両方とも確認した妻は、認証でも特別狭さを感じなかったとのことで、この点はクリアしました (どちらでも良い) 。

②荷物のセット、受け渡しについて

話を聞いた中で大きく違いを感じたのは、毎日の荷物(おむつ、着替え、ガーゼ)の扱いです。

基本的には朝、子どもを預ける時に荷物を渡し、お迎えの時に回収をすることになりますが、細かく話を聞くと、その動きに認可と認証で私達にとっては小さくない差がありました。

■認可の場合
荷物のセット場所と回収場所が別々にあり、その分移動が必要。朝は荷物のセット、帰りは回収&おむつなど消費分をカウント⇒翌日必要分をセット。

上記流れを毎日。府中市は0~2歳児の部屋がおおよそ2階にあるため、その移動も必要。

保育士さん曰く、「慣れれば5分くらいでできますよ」、それだけかかるということ。

■認証の場合
行きは、子どもの受け渡し時に荷物もひとまとめにして渡せばOK。帰りは保育士さんがまとめて渡してくれる。

特に朝の時間帯、保育士さんに渡せば済むというのはかなり楽そう。

また、検討している保育所が1階にあるため、認可と比較してよりメリットを感じました。

実際に送り迎えをする奥さんもここは認証推しです。

認証保育所は既に受付を開始

そして恐らくは最も大きな情報、

「認証保育所はいつから申し込みを受付してるのか」

ですが、とっくに開始してました(6月末訪問時点)

あくまで私達が見学したいくつかの保育所に関して、ですが。仮申し込みという形で枠を用意しているとの話でした。

仮と言っているのは、認証に申し込んでも、認可に入れるとキャンセルする人がいるためです。

いわゆる併願というやつです。申込者としても、保育所としても「仮」なわけですね。

保育所としては認可の結果が出た2月頃にキャンセルが出るので、併願は極力避けてほしいわけなので

「単願なら確実に枠を確保する」

といったニュアンスの話を貰ったところもあります。「ウチで決めてください」ということです。

待機児童が多い府中市において、来年4月の入所をこの時期に決めることができるというのは、かなりメリットが大きいです。

かなり魅力的な話なのですが、この時点では費用面についてまだ十分に検討ができておらず、そのときは仮申し込みのみしてきました。

認可 or 認証 費用シミュレーション

ということで、認証が既に受付を開始しているとの情報を得たため、早急に費用の比較・検討も行いました。

繰り返しですが、以下のシミュレーションは2019年4月入所時におけるデータです。次回申込時には各内容が変更されている可能性もあります。

認可保育所の月額利用料(0歳児)

認可保育所の月額利用料は、年間の市民税負担額(夫婦合算)によって計算されます。所得に応じて、ということですね。

府中市の場合は、以下のページを参照してください。

保育所等の利用者負担額(保育料)について

会社勤めを前提として計算してみると、おおよそ以下の通りになります。


注釈のように、上の計算は各種控除を考慮していません。会社から交通費が支給されている方は、その額が控除されるので、もう少し安い市民税額⇒月額利用料になります。

認証保育所の月額利用料(0歳児)

認証保育所は、基本利用時間もまちまちで、月額利用料も各園で設定されています。そのため、正確な比較はできませんが、月160時間以上の利用で見てみます。

府中市にある認証保育所の0歳児利用料は、50,000~60,000円です。やはり、これだけ見ると認可保育所より高いです。

しかし、月160時間以上利用の場合は府中市から助成金が出ます。

助成額は市民税額によりますが、ざっくり計算すると

年収400万なら月30,000円
年収500~600万なら月25,000円助成されます。(詳細は以下リンク)

令和5年度認可外保育施設等利用者保育料助成金

0歳児の実質月額料比較

認証保育所に対する市の助成を考慮した比較表が以下になります。

認可・認証保育所利用料比較(府中市)

市の助成金を考慮すると、それほど大差はなく、場合によっては認証保育所の方が安くなる可能性もありそうです。

注意点として、上記シミュレーションはあくまで0歳児における比較ということです。

子どもの年齢が上がるに従い、認可・認証ともに利用料が変わる(安くなる)ため、その際は改めて計算が必要になります。

その他考慮点

■初期費用
認証保育所では、入園料やら登録料やらで、最初に30,000円ほどかかる所が多いです。

■延長保育料
基本的に認可の方が安いです。

特に、市立保育所は月額3,500円で統一されています(0歳児の場合)。

認可でも私立保育所や、認証保育所は本当にまちまちです。月額契約ではなく、実利用時間に応じて支払うところも多く、そうすると高くなりがちです。

1時間500円としても毎日使うとなると×20日=10,000円です。

延長保育を利用する方は、要確認となります。

現時点でのまとめ・感想

調べ始める前は、特に根拠なく 認可>認証 というイメージを持っていました。

しかし実際に調べてみると、見学した雰囲気も悪くなく、サービス面でも良いと感じる部分がありました。

費用面においても、予想していたよりも大きな差はなく、なにより直ぐ決められるなら「もうそこでいいかな」というのが正直な気持ちでもあります。

今回調べた範囲のまとめは以下になります。

  • 基本的に認可の方が安い(特に延長保育する場合)
  • 認証は多種多様、選べるなら色々見たほうがよい
  • 認証は早めに連絡を(4~5月から)

私達もまだ決定はしていない状況であり、来年入所希望の方々とはライバルのような関係になってしまうのは本意でなく、大変悲しい状況です。

記事が少しでも参考になることを願いつつ、一人でも多くのお子さんが入所できることを望みます。

コメント