こんにちは、ぽてふみです。
先日府中市WEBサイトにおいて、令和3年4月入所希望の認可保育所申し込み状況が公開されました(下記リンク)。
今回は公開されたデータを元に考察していきます。
令和3年度 府中市の保育所利用について(申込編)
来年4月の入所希望者の認可保育所及び地域型保育事業の申し込み状況ですが、例年と比較して大きな変化があります。
今年は2歳児枠が申込者数<受入数となり、単純倍率が1を割りました。
比較の為に、昨年度と一昨年度のデータも掲載しておきます。
赤字が受入数が不足している箇所です。申込倍率を経年で比較すると以下の通りです。
- 0歳児 1.17倍⇒1.25倍⇒1.12倍
- 1歳児 1.67倍⇒1.22倍⇒1.31倍
- 2歳児 1.54倍⇒1.59倍⇒0.92倍
- 3歳児 1.27倍⇒0.93倍⇒1.22倍
結果として、今回3歳児枠の代(黄色下線)は本当に厳しい競争が続いてしまいました。
2歳児枠の代(赤色下線)は、今回受入数ベースでは待機児童の解消ができる計算になります。
府中市からは来年4月に新規開設の2か所で、認可保育所の増設はひとまず終わりとアナウンスされています。
その意味では来年(令和4年度)申し込みの1歳児の倍率が気になるところです。
令和3年4月 認可保育所申込倍率マップ
上の図は0歳児枠の各認可保育所の申込倍率(申込実数÷受入数)を所在地でプロットしたものです。
青→赤になるほど申込倍率(競争率)が高いということになります。府中市は入所希望を第10希望まで記入することができ、倍率が高く出やすいので参考程度にご覧ください。
マップを見ると、当然と言えば当然ですが、京王線の駅前にある保育所の申込倍率が高いことが分かります。
なお、府中市のルールでは申込時の希望順位は申込者間では影響しません。利用可能な保育所の決定は各保育所の年齢ごとに申込者を対象に調整を行います。
極端な例を出すと、A保育所の0歳児枠にBさんが希望1位で申し込み、Cさんが希望10位で申し込みの場合でも、Bさんの方が希望順位が高いから優先されることはない、ということです。
希望順位が影響するのは申込者自身の中だけです。例えばSさんがX保育所を第1希望、Y保育所を第3希望にした場合、X保育所への入所が決定するとY保育所へは入れない、ということになります。希望順位なので、当然のことですね。
各申込者としては、特に奇をてらうことなく、とにかく入りたい場所順に優先順位を設定することに尽きます。
まとめ・感想
今回は申込状況のデータをみてきました。以下まとめになります。
- 申込&受入状況は小康状態
- 来年以降の劇的な改善はなさそう
- 引き続き認証保育所と並行して検討がベター
結果として、例年とあまり変わらずといったところです。待機児童解消のポイントになる0~1歳児枠についても小康状態と言えます。
来年度以降の認可保育所新設は予定されていないため、今後は認証保育所の新設や申込者数の減少などで徐々に収束していくと予想されます。
しかし、以前申し込み倍率は1を超える状況なので、当事者としては落ち着かない日々を過ごすことになりそうです。
対策として、認可保育所の調査と並行して東京都の認証保育所を検討すると良いでしょう。認証保育所を利用している立場からお話しすると、特に大きな不満もなく、安心して子どもを任せています。
まずは立地が一番重要な要素とは思いますが、検討可能な範囲に認証保育所がある方は、早めに一度見学に行ってみてください。
今回は以上となります。また2月に結果が府中市から公表されますので、その際にはデータを見ていきたいと思います。
それではまた!
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