こんにちは、ぽてふみです。
7月21日(日)に、第25回参議院議員選挙が行われました。
結果は各メディアで報じられている通りですので、このサイトでは東京都の投票データを少し細かく見ていきたいと思います。
今回の各作成データは、東京都選挙管理員会WEBサイト上の開票情報を元にしています。
政党・市区町村別 得票率ランキング
選挙管理委員会のWEBサイト上では、政党別の得票数・得票率が各区・市区町村ごとに公開されています。
今回はそちらを元に、各政党の得票率トップ10、ワースト10の自治体ランキングを作成しました。
対象とした政党は以下の9政党です。
- 自由民主党
- 立憲民主党
- 公明党
- 日本共産党
- 国民民主党
- 社会民主党
- 日本維新の会
- NHKから国民を守る党
- れいわ新選組
なお、ランキング作成にあたり、島しょ部及び西多摩郡のデータは除外しました(母数が小さいため)。
自由民主党
得票率上位には、千代田区、中央区、港区、文京区など平均所得の高い地域がランクインしています。
都内の平均所得トップの千代田区では、実に4割を超える方が自民党に投票しています。
逆に得票率ワーストには、多摩地域の自治体が目立ちます。ワースト1位の北区は、後ほど上げる維新の会への得票率が影響していると思われます。
立憲民主党
得票率トップは武蔵野市です。29%近くの方が立憲民主党に投票しています。
その他、中央線沿線の自治体が多い印象です(武蔵野、小金井、三鷹、国分寺、中野、国立)。
得票率ワーストには、23区の東側エリアが多い印象です。
公明党
得票率トップは武蔵村山市。市議会議員を見てみると、20人中6人の会派が公明党でした。
その他、都内の中では平均所得が低い自治体が上位にランクインしています。
逆に、得票率ワーストでは平均所得の高い自治体が比較的上位に名を連ねています。
日本共産党
得票率1位は清瀬市。こちらも市議会を見ると共産党が強いです。
ワースト上位はやはり都心部や平均所得が高いエリアが多くなっています。
国民民主党
続いて国民民主党、ネタがなくなってきました。
得票率トップは武蔵野市、ここは特徴的な得票率を見せますね。
平均所得データとの比較では、得票率上位とは目立った点はありませんが、得票率下位には都内でも所得が低いエリアが目立ちます。
社会民主党
社会民主党です。かなり得票率が下がってきました。
得票率上位には23区外、多摩エリアが多く、結果下位には23区が並んでいます。
日本維新の会
続いて日本維新の会です。
ここは北区の得票率が際立って高いです。これは都議会議員も務めた候補者が、北区出身で、ネームバリューがあったことが大きいと思われます。
また、トップ10が全て23区、ワースト10が全て多摩エリアとはっきり分かれました。
NHKから国民を守る党
今回議席獲得を果たした、NHKから国民を守る党。
ワンイシューの政党であることを考えると、ここに投票した人はかなーりNHKに対する不満を抱えている…?と考えてランキングを見ると面白いかもしれません。
得票率上位には、23区が多く並ぶ結果となりました。NHKのお膝元、渋谷区が上位にいるのが何だか皮肉ですね。
れいわ新選組
最後はれいわ新選組です。ここはどのような結果になるのか気になっていました。
得票率1位は渋谷区。メディアの報じ方では、現政権に不満や違和感を感じる若い層が支持者というイメージがありますが、渋谷区がそれを表しているのでしょうか。
このデータは平均所得だけでは読み取れない気がします。
政党別得票率・感想
最後に、東京都全体の政党別得票率データを掲載します。
今回は市区町村×政党で投票率を見てきました。
23区と多摩エリアで票の動きに大きな違いがある党もあり、興味深かったです。
手元ですぐ用意できるデータが平均所得でしたので、それ以外の考察はあまりできていませんが、今後は他の要素でも見たいと思います。
それではまた!
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